2024年1月の振り返り

私は、一日の終わり、一週間の終わりに、

・今日の時間の使い方は正しかったのか。

・あの発言は正しかったのか。あの考えは適切だったのか。

・言い過ぎてはいないか。天狗になっていないだろうか。

と、できるだけ振り返るようにしています。

そこで、今年は、毎月の振り返りを、従業員の皆さんと一緒に行いたいと思い、毎月末に、簡単ではありますが記述することにしました。

朝の時間の使い方の見直し

今年の一月、リモートワークを許容した勤務形態は継続しつつも、出社奨励日を定め、月曜の午前中は、極力対面で会議をすることにしました。こちらの記事にも書いた通り、月曜日の午前中、皆さんがだらけがちになりそうな瞬間だからこそ、気を引き締めて意思決定を済まし、月曜午後から執行モードに入れることが、何より大事だと考えたからです。

後で気づいたことなのですが、ユニクロの柳井さんもそのように考えているということでした。

アリストルでは、個々の自由闊達な働き方を尊重しています。時間や場所を選べる働き方を許容している会社は全く無いとは思いませんが、決して多くは無いと思います。その分、集まることの価値が高まってきました。是非、メリハリをつけた勤務を今後も宜しくお願いします。

ルーチンの採用

これは、マネージャーの方だけに共有し、まだブログにも書けていないのですが、朝の時間の使い方を意識した後、ルーチン、特に朝のルーティンとかを気にする様になりました。

背景には、結果を出さなければいけない、というプレッシャーがあります。。私なりにプレッシャーを強く感じており、そのために、一日最大限の成果を引き出すためには、どんなコンディションに持っていくのが良いのか?と考えるようになりました。

結果、つまらない、と思われるかもしれませんが、仕事以外のことを考えることを辞めるようになりました。お気に入りの食事やお気に入りの服を見つけ、同じように着こなす。同じ時間に睡眠し、同じ時間に起床する。なんか、規則正しい小学生みたいな生活をしているのですが、自分の”調子のよい一日の流れ”を再現するために、必要なことだと思うようになってきた。

更に、それを測る指標として、体重と体脂肪を毎日測るようになりました。

ヘルスケアのプロダクトを持っているのだから、毎日測って当たり前だろ…という突っ込みはあると思います。今までも、測っていました。でも、測るときは、「あ、食べすぎたな…」とか、「今日めっちゃ運動したな…」とか、思い当たった時が多く、週2-3回程度で、時間もバラバラでした。

それが、今月(というよりはここ数か月)、毎朝、決まった時間に必ず体重を測るようになりました。

測り続けて思ったことは、体重と言うのは、身体だけではなく、心の変化も表してくれる指標だということです。

これまた、同じようなことをイチロー選手が言っていました。

僕のなかで結構、大事なことです。ずっと続けています。体重を量ることです。365日欠かさずです。一番、分かりやすいバロメーターなんですよね。その増減を知っているだけで自分の状態が分かる。1日3回、乗るんです。朝、歯磨きのタイミング。朝、起きたときですね。昼に測るし、食事前と後とかそんな感じで3回乗る。これが一番シンプルで、自分の状態を把握しておくのに大切なことなんです、僕にとっては。

https://www.nikkansports.com/baseball/news/202011260001295.html

ルーチンワーク、習慣的な行為があるから、日々の変化にも敏感に感じ取ることができるようになる、という真理です。

新規顧客の開拓

今月、やっと、努力してきた活動が目を結び始めました。Beatfitの方やコンサルティング事業でも、新規顧客を開拓することができました。

売上というのは、元来、売り出して素早く売れる商品と、そうではない商品があります。アリストルが手掛けている商品は、値段に関わらず、買ってもらえるまでに時間がかかる商品です。

ヘルスケア系のプロダクトでは、実績のエビデンスが出るまでに時間を要します。また、せっかくいいな!と思ってもらっても、承認を得るために説得の必要があります。

特に、顧客に向き合っているメンバーは心労が多いと思います。

振られた時、失注した時には疲労感、徒労感を感じることもあるでしょう。

しかし、我々がやるべきことはぶれずに一貫して行うだけです。

それは、”意識を変え、行動を変え、未来を変える”というパーパスに基づいた、顧客へのプロダクト開発であり、ソリューションの提供です。

事業に、神様や仏様はいません。でも、お客様は必ずいらっしゃいます。

お客様が求めるものを見極めて、自分たちの行動を規定していけば、必ず価値を認めてくれる方が出てきてくれるはずです。

2月に向けて

2月より、私は、より、顧客向き合いの時間を増やしていきます。

具体的には、積極的に外に出て、顧客企業との対話の時間を増やしていきます。

よく、「CEOは顧客の前に出るべきか?」という議論があります。社長は後方に下がり、営業は社員に任せるべきだ!その方が成長する!ということも言われます。

一見正しいように見えますが、私は、今のアリストルには適さないと考えています。

今の当社は、まだまだ小さく、不安定な会社です。そんな状態なのに、後方にいて、もっとも大事な前線にいない代表に、誰がついていきたいと思うのでしょうか。

少し話がそれますが、日本の歴史上、私が最も好きなのは後にも先にも高杉晋作ですが、その次に好きなのが東郷平八郎です。日ロ戦争で、バルティック艦隊を破った時、戦艦三笠の首尾に立ち、微動だにせず立ち続け、砲弾を浴びながらも指揮を執り続けた「東郷ターン」の話は、私が理想とすべきリーダー像です。

不安な時こそ、前に出る。

それが私の役目だと思っています。

もちろん、メンバーの皆さんと一緒に、です。

今月も乗り越えていきましょう。