名刺を交換したら直ぐにメールを送ろう

毎週月曜日のマネージャー会議では、「NICEアクション!集」ということで、先週、従業員の動きの中で良かったな!と思う内容をアーカイブする動きを本年からとっています。売上だけではなく、●●の事故を未然に防いだ、とか、自らのアクションで課題を解決した、など、良いテーマについはその場で共有するようにしています。

その中の一つ、先週、私の方では「名刺を交換したら直ぐにメールを送る」というアクションをとりあげました。

過去のエピソードを紹介します。

新卒の時、名刺を交換したらその日のうちに必ず挨拶のメールを入れること、と指導を受けました。顧客だけではなく、発注先にも、しっかりと挨拶のメールを送ることを体で覚えさせられました。

しかしながら、転職した後、ベンチャーキャピタルに勤めていた時から、どうも、この作業を怠るようになります。資金の出し手なのでチヤホヤされがちになりますし、一日に交換する名刺の数が数枚から数十枚に膨れると、どうも出来ない。

いつの間にか、普通のビジネスマンに成り下がっていました。

そんな時、ハッとしたのは、某日、知人宅での会合に参加した時のことです。日本を代表する著名ベンチャーキャピタルのお偉方と名刺交換をさせて頂きました。私からは何十年も業界の先輩であり、憧れの方で、目上の方だったわけです。会合が終わり、帰りのタクシーで自宅に移動している時、度肝を抜かれました。

なんと、その方から「今日は挨拶してくれてありがとう!これからも宜しくね」とメールを頂いてしまったのです。

私は、この時、初心を思い出しました。どんな立場になっても、「名刺交換をしたら直ぐにメールを送ろう」という精神を忘れてはいけないと、心に誓ったのです。2016年のことでした。

それから7年たちました。この間、コロナ禍も踏まえ、名刺を交換する機会はメッキリ減りました。対面での打ち合わせも増えてきましたが、名刺をお持ちにならないケースもあるように思います。環境のせいにするつもりはありませんが、そういう事情からか、名刺をしたら直ぐにメールをする、という動作を怠っていました。

そんな時、若手のメンバーが、打ち合わせの後、すぐにメールを送っているのを見て、ハッとさせられました。この方は、昔の自分のようにちゃんと顧客の心をつかむ動作を心掛けている。代表の私がしっかりしないといけない!と、また初心を思い出しました。

最近では、この動作を忘れず、すぐにメールを返しています。

挨拶したらすぐにメールを送る!

是非実行してみ下さい。