仕事やプライベート問わず、時間の使い方には2種類あると感じています。
「消費行動的な時間の使い方」と「投資行動的な時間の使い方」です。
「消費行動的な時間の使い方」とは、目的も無しに、だらだらと時間を使う使い方です。たいてい、この使い方は、ストレスを感じず、むしろその時点では楽しく、次に繋がりにくい時間の使い方です。例えば、目的も無しに、ただひたすら時間つぶしとしてゲームをして遊ぶ場合。時間つぶしとしては楽しく、その時の満足感は高いけれども、明日明後日の自分に繋がっているわけではありません。
一方、「投資行動的な時間の使い方」とは、明確な目的が有り、将来へ繋げようとする意思のある時間の使い方です。だいたい、このような場合、ストレスがある程度存在し、楽しいことばかりでは無いのが普通です。例えば、3か月後に海に行くので痩せよう!と思って始めた毎日10分の筋トレ。筋トレ好きな人もいますが(弊社には多いですが笑)、たいていの人は嫌いなわけで、続けるのは難しいです。しかし、将来の自分に向けた活動として取り組むわけです。その場はつらいけど、だらしない体を晒すくらいよりはマシ、と明日明後日の自分に繋げるわけです。
一度は皆さん、このような考えには至ったことはあると思います。何も新しい考えではないと思いますが、日々の忙しい生活の中では忘れてしまいがちです。
何も、全ての投資する時間に変えよう!というストイックなことを言うつもりはありません。
今日、お伝えしたいのは、「消費する時間も、意識を変えれば投資する時間になる」ということです。
例えば先ほど消費する時間の例としてあげたゲーム。ゲームをただプレイするだけでは消費的な行動なわけですが、作り手の意図を考えれば投資的な行動になります。どうしてこの動きはスムーズなんだろ?なんでこれは2Dなんだろ?なんでこれはルールがわかりにくいんだろ?などなど。ゲームを楽しむだけではなく、楽しみながら探求するだけで学びがあり、その学びが仕事に繋がることが多いのではないかと私は感じます。
また、私自身は、休息の時間をできるだけ多くとるようにしています。敢えて何もせず、だらだらと過ごす時間を取るようにしています。これは一見、消費する時間の使い方なんではないかと思うかもしれませんが、私は、日中、迅速に膨大な仕事量をこなし、家族との時間を作るために、徹底的に休む時間を設ける、と言った明確な意思を持って休んでいます。これは、私からすれば、投資する時間の使い方です。
会社で過ごす時間は平日の8時間程度です。休日含むそれ以外の余暇やプレイベートな時間の使い方に個々人の差が出ます。この余暇の時間について、「消費する時間を減らして投資する時間を増やす」のは勿論皆さんの人生を将来的に豊かにすると思います。しかし、それは短期的には苦しい時期を強いる可能性もあります。そこで、お伝えしたように、「消費する時間を、自らの意識を変えて投資する時間にする」というアプローチをとるのはどうでしょうか。皆さんの人生を豊かにすると共に、業務にも多少なりとも反映できる日が来るのではないでしょうか。