顧問弁護士の話。

あっという間の1週間です。CEOブログですが、まだアクセス数は全然伸びないものの、日々起きたことを書き綴るだけなので、時間もそこまで割くことなく、無理なく進行できています。これからも継続していきます。

昨日、顧問弁護士の方から、この8月から米国の方に留学をされるとの連絡を頂きました。弊社は、創業して2年目くらいから某法律事務所に顧問弁護士をお願いしました。その時担当してくださった方は、2年前にUC Berkeleyの方に留学し、現在は海外で修業をされています。その後の後任の方も、今年、晴れてStanfordへの留学が決まったとのことでした。

弊社を担当する弁護士が次々と米国の超一流のロースクールに留学されるので、大きな刺激を受けています。というのも、普段、彼らは私なんかより遥かに業務量が多く、場合によっては深夜までお仕事されているんだろうなあ、とお見受けするわけです。そのような中、TOEFLやLSATのスコアメイクをし、エッセーを書き、ということで、信じられない程に努力してるんだろうなあ、と感じています。事務所にいる人誰しもが留学できるわけではないと思うので、先生方には頭が上がりません。

思い起こせば3年前の今頃。会社が経営危機に陥った時のことです。弁護士事務所に年間の顧問料等を振り込んでおらず、精算をする必要がありました。私は、会社の将来がとりあえずどうなるかわからないので、資金繰りはともかく、精算して迷惑をかけないようにしようと、弁護士事務所を訪れ、現在の経営の課題の共有、再建計画の説明、及び精算の申し出をしました。普通の感覚であれば、取引は継続停止するのが普通でしょうし、手を引くのが合理的な判断だと思います。事実、この時、多くの人が私の周りから引いていきました。資金調達をした後に言い寄ってきた殆ど全ての人とは連絡が途絶え、誰も手を差し伸べてくれませんでした。

しかしながら。

担当の先生は次の様な発言をしてくれました。

「貴社のパートナーである我々が、ここまで宮崎さんが悩まれて苦闘していることに気づけず申し訳ないです。我々は宮崎さんなら建て直せると信じているので、一緒に乗り越えましょう。」

私は思わず涙ぐんでしまいました。

同時に、絶対に建て直す、と強く決意しました。

その後、無事に危機を乗り越え今を迎えるわけですが、振り返ってみると、「自分が危機に陥った時に自分を信じてくれる人の存在」は、精神的に大変大きいものでした。文字通り、この恩は一生忘れないでしょう。

きっと、弊社を担当する先生方が米国のロースクールから合格を頂けるのも、このように、器の大きい、信念のある先生だからなんだろうな!と勝手に思っています。S先生、これからもよろしくお願いします。M先生、留学の報告待ってます!N先生、行ってらっしゃい!

会社は色々な人に支えられています。普段の仕事では見えない部分で支えてくれる方がいて、今日一日が過ごし、自分の業務に取り組めるわけです。身の回りへの感謝の気持ちを忘れずに、今日も一日頑張ります。