Metamorphosis:臨機応変

Aristolism最後は「Metamorphosis:臨機応変」です。一つ一つのバリューについて解説していくのは骨が折れましたが、これからの荒波を超えていくうえで非常に大切なことだと思い、頑張って書き続けました。本日が一旦区切りとなりますが、お付き合いください。

  • 変わるものと変わらないもの
  • 変態

変わるものと変わらないもの

元々、当社は株式会社BeatFitという名前でスタートをしました。BeatFitというプロダクトを広めるために設立するための会社としてスタートしました。しかしながら、事業を進めていく上で、BeatFit以外の事業の引き合わせも出てきたことで、社名を変えていく必要が出ました。また、どうしても「フィットネスの会社」として見られてしまい、中々広がりが出てきませんでした。

そこで、私は、この会社を立て直す過程において、次のように定めることにしました。

  • 会社名は当社の保有する普遍的な価値を表すものにする。
  • プロダクトや事業は時代の要請に合わせて臨機応変に対応できるようにする。

当社の価値はフィットネスではなく、”Motivation Intelligence”にあると定義をし、会社名をアリストルに変えました。これは、私自身が中長期にわたって会社を牽引することの宣言であり、当社の普遍的な価値を表したものです。したがって、当社の商号やパーパスについては、今後も当面は変えるつもりはありません。一方で、事業部やプロダクトについては、栄枯盛衰が激しいため、時代の要請に応じて積極的に変えていきます。半年~一年の単位で名称が変わる、もしくは組織再編することは今後も頻繁に起きるものと考えてもらえればと思います。

変態

Metamorphosisとは、生物学的に「変態」という意味を指します。

蝶々が有名ですが、元々イモムシだった虫が、さなぎになり、蝶々という全く別の生物に生まれ変わります。これは、生物が生きるために産み出した手法であり、我々のような企業体も学ばなければいけません。つまり、外部環境やそのほかの影響によって、我々自身がドンドン適用すべく変わっていかないといけないのです。

したがって、当社では、その時々に合わせて、評価制度や採用するべき人物像など、経営のアテンションが変わっています。今、我々は、ベストを尽くせているか?ということを自問自答し、代表の私自ら意識や行動を変えていきます。

これまでの組織運営の中でも、積極的に制度を変えていきました。しかしながら、従業員の皆さんの中には、それについてこれない、現状からの変更を希望しない方も多く、結果として退職者が発生してしまったこともあります。ある程度の新陳代謝はやむを得ないと感じますが、私は、この自らを変態していく、臨機応変に対応していく姿勢を全社で身に着けておいて欲しいと思います。

誰しも、現状から余り変化を加えたくない、と言う思いがあると思います。一度決めたオペレーションを変えたくない、せっかく構築したものを撤退したくない、調整暮改で組織に迷惑をかけたくない、などです。もちろん、なんでもかんでも変えすぎると、それは臨機応変ではなく、ただの無計画です。ある程度は決めた通りに進める必要はありますが、現状維持思考が強すぎると、それは組織運営にとって致命的になる恐れがあります。

我々の掲げるパーパス「意識を変え、行動を変え、未来を変える」に体現されるように、我々は”変える”ということに重きを置いている存在なのです。パーパスの真の価値は、我々自身が”変わり続けること”を宣言していることにあることを理解しておいていただけると嬉しいです。